マモルマヌーという人を知っていますか?ご存知ない。

では、ザ・ゴールデンカップスというグループを知っていますか?ご存知ない。

それでは、長い髪の少女という曲を知っていますか?

それでもご存知ない人は60歳以下の人。

1960年代後半に爆発的人気を博したグループサウンズ。

多くのグループの中、私が好んで聞いていたザ・ゴールデンカップス。

そのザ・ゴールデンカップスでドラムとボーカルを担当していたのがマモルマヌー。

その彼が8日、心筋梗塞で亡くなった。享年71歳。

今朝の新聞でそれを知った。私は大きなショックを受けた。

歳が同じだけでなく、当時学生だった私もあるグループのボーカルをめざしていました。

二人に絞られた最終選考で私は落選、その夢は消えました。

その後は生活のため、学業を続けるため知人の紹介でクラブ歌手になりました。

毎晩毎晩,お客のリクエストに応え唄い続けました。

そんな生活を大学3年まで続けたのですが、そのころには歌への情熱も失せ、唄うのをやめました。

クラブのママさんから後一年、大学を卒業するまで応援するからと言っていただいたのですが・・・・

歌への情熱を無くした私に人様にお聞かせする歌が唄えるはずがありません。

その日から今日まで人の前で唄うことは一度もありません。

当然収入が激減し、学費滞納で除籍処分中退となりました。

マモルマヌーの死を報じる新聞を見ながら、私の頭の中には当時の夢と希望にあふれていたこと、失望と挫折を味わったことが走馬灯のように駆け巡っていました。

大学中退後はサラリーマンとなり、その後は自分でも信じられないくらい厳しい仕事を選択、乗り越えてきたのが不思議にさえ思えます。

もし最終選考に勝利し、音楽の道に進んでいたら、私の人生はどうだったんだろうと・・・・・・

いいえ、自分が進んできた道がベストだったんだと確信しています。