計画停電、震災が起こって初めて聞く言葉でした。

私が育った頃は家庭にある電化機器といえば、ラジオ、扇風機位でした。

１台のラジオの前に家族が集まって、「お父さんはお人好し」「君の名は」「笛吹童子」を一生懸命聴いていました。

夏は扇風機の前に集まり、冬は練炭火鉢を囲んでいました。

台風が来ると停電、雷が落ちると停電という時代で、ローソクが必需品でした。

不便といえば不便でしたが、その時はこれが当たり前と思っていたのです。

オール電化を推進する人間がこんなことを云うのはおかしな話ですが、計画停電を余儀なくされる原子力に頼るより原始力に頼ってみたらと思うのです。

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