気温20度と春本番のような暖かさです。

今日も高槻市でエコキュートの設置工事でした。

エコキュート工事も3月4日まで続きますが、ここで一区切りにしたいと思います。

エコキュートの品不足が続いており、入荷が予定されている3月下旬から再開します。

さて、私が長年携わってきた農協事業、今、農協の経営悪化が止まりません。

マイナス金利政策による信用事業の大幅減益。

農協貯金を運用する農林中央金庫からの利益配分の削減、過剰な貸し出し規制による貯貸率の低迷が主な要因。

共済事業は保険契約者の高齢化や死亡による契約保有高の減少により収益が急速に悪化しています。

購買事業、販売事業においても農家組合員の利用率は大きく減少しています。

私が20数年前から農協に対して指摘し続けてきたことが、改善もされず旧態依然のままなのです。

農協経営が傾けば農家組合員は出資金は戻らず、追加増資を迫られるといった実害をこうむることになります。

農協の地盤沈下は地域経済に与える悪影響は小さくないはずです。

私の個人的な意見ですが、今や農協組織は必要としない、いや無い方がいい組織かもしれません。

農協からJAへ、変わったのは名称だけ、組織体質は何ら変わっていないのです。

真の経営者不在の組織が淘汰されるのは当然なのかもしれません。

地域密着型の典型組織がスケールメリットを求めて大合併したのは、逆に農協ばなれに拍車をかけたように思えます。

「おらが農協」は遠い昔の話、今では死語同然です。

15年間、農協改革に取り組んだ私にとって、農協の現状は敗北感しかありません。