10月13日、父と孤独死した友人の命日。

午前7時、女房と線香と花を持って友人宅へ、2年が過ぎても家はそのまま放置されています。

彼の生前時折訪ねた家は荒れ放題、当時の面影はなく廃墟になっています。

庭には雑草が生い茂り、樹木が伸び放題で家を覆っておりまるでジャングルのようです。

女房が「夜は怖くて行けないよ、明るい時に行こうよ」ということで朝のお参りになりました。

帰ろうとしている時「えいじ」という声が「えっ❕ケンか」

女房が怪訝な顔をして「何言ってるの」

「今、ケンの声が・・・・・」「そんなことあるはずがないでしょ、何も聞こえなかったよ」と・・・・・

55年来の友、あんな亡くなり方をさせてしまって・・・・悔しくて・・・・・

私は間違いなく私の名前を呼ぶケンの声を聞いた。

今、どこで眠っているのだろうか、成仏しているのだろうか。

そう遠くない先ケンに会えたら「ケンすまなかった」と謝ろう。