昨夜は29日に東京に引っ越してしまうまどかちゃんと麻里ちゃんを我家に招待しました。

たった2年余りでしたが、私に娘と孫のいる心地よい嬉しい時間を与えてくれた二人に感謝です。

外食も考えたのですが感染拡大の時、我家でということにしました。

女房も二人を大歓迎し、たくさんのご馳走を用意してくれました。

女房が「初めてお二人の話を聞いたときは驚きましたが、いつもまどかちゃんと麻里ちゃんの話をする主人の嬉しそうな顔を見ていると私まで嬉しくなって、ありがとう」

まどかちゃんから嬉しい言葉が「私たち5年後には主人の仕事の関係で大阪に戻ることが決まったんです。だからこのマンションは5年間主人の妹に住んでもらうんです」

5年後には又まどかちゃんと麻里ちゃんに会えるんだ。

5年後は麻里ちゃんは中学生かな、「おじちゃん、気をつけてね~」とお見送りはしてくれないでしょう。

でも中学生、高校生と成長していく麻里ちゃんを見ることが出来るかも。

そのころには私も80歳、生きているかどうか?

私はもう二度と会うこともないだろうと、二人にプレゼントを用意していました。

まどかちゃんには何一つ買ってあげたことがないので、私をいつまでも忘れないで欲しいと真珠のネックレス、

麻里ちゃんには自転車を贈りました。

まどかちゃんは「こんな高価なものを」と辞退していましたが、私の気持ちを伝えると快く受け取ってくれました。

麻里ちゃんは「麻里、自転車が欲しかったの」と飛び跳ねて喜んでいます。

二人から「お父さん,お爺ちゃん」とは呼んでもらえませんが、私には娘と孫が出来たような喜びを与えてくれた二人に心ばかりの贈物です。

5年後にはまどかちゃん、麻里ちゃんと又会うことが出来る。それまでは元気な顔を見せれるよう頑張ろう。

お見送りは無くてもいい、二人が傍にいてくれるだけで嬉しいのです。

まどかちゃんが「戻ってきたら一番にお知らせします、それまで無理なさらずお元気でいて下さい」

麻里ちゃんは貰ったばかりの自転車で嬉しそうにエレベーターホールに走っていきました。

私は二人を見送りながら「またね」と小さくつぶやいていました。