高齢者講習が終わり、無事終了証書をいただきました。

これでもう3年車の運転が出来ます。

講習の担当教官は気さくな人で、「眠くなったら眠ってもいいですよ、でも運転実技の時は眠らないように、危ないですから」

おかげで眠くならずに2時間の講習が終わりました。

私がコンサルタントとして研修を担当していた時、私は研修を始める前にいつもこう話しかけていました。

「私の講義中、眠くなったら眠ってもいいですよ、眠くなるのは私の講義がつまらないからでしょ。でも私は皆さんを絶対に眠くさせませんから」

実際に15年間で1000回以上の研修を担当しましたが、誰一人として眠った人は居ませんでした。

ポイントは私が話すだけの一方通行はダメ、誰だって眠くなります。

私の研修スタイルは常に対話形式、教壇に居るのは始めだけ、いつも受講者の傍に、そして質問や意見交換を、つまり受講者に話させる、受講者はいつ私が傍に来るかと戦々恐々、眠たくなる暇がないのです。

つまり、講師と受講者との壁を取り払う、これをしないと研修効果は望めないのです。

私が社長をしていたコンサルティング会社はこのスタイルを徹底することで研修依頼が増大、業績が大きく向上したのです。

このスタイルはサンメイトの社長になってからも応用することが出来ました。

商品を売る時は、一方的に売り込んではダメ。

お客様は今どういう状況なのか(状況質問)、何をお困りなのか(問題質問)、どうなれば満足されるのか(示唆質問)満足されるためのご提案は(解決質問)。

ご提案する商品の特徴は、お客様にとっての利点は、そしてお客様にとっての利益は。

これが私の商談のスキルなんです。これが私が学んだ「SPIN話法」という商談スキルなんです。(私は長期に及ぶ実践研修を終了しこの商談スキルのトレーナー資格を取得しました)

亀村にはこの商談スキルを徹底的に教え込みました。

勝ち商談、負け商談、このスキルがあれば何が良かったのか、何が悪かったのかが手に取るように解るのです。

そして、亀村はこのスキルを習得することで驚くほど大きな業績を上げたのです。

但し、スキルだけでは業績は向上しません。

一番大切なことはマインド(心の姿勢)次にアクション(行動力)そしてスキル(商談技術)なんです。

やり続けるというマインド、人の何倍ものアクション、それがあってスキルが生きるのです。

これを私は「MAS理論」と呼んでいます。

私が主宰した「改善検討会」多くの会社が、多くの人が参加しましたが、スキルだけを学ぼうとして、マインド、アクションが伴わない人は全て徒労に終わってしまいました。

亀村をはじめ「MAS理論」を実践できた人は一握りの人でした。

今日は難しい話になりましたね。ごめんなさい。

「SPIN話法」「MAS理論」に興味のある方はいつでもお教えします。

但し、やり続けられる人、人の何倍もの行動力のある人が条件です。

これらが備わった人なら私の努力が徒労に終わらないですから。