二年前の今日、6月18日茨木市、高槻市に大阪北部地震が発生しました。

屋根瓦は崩れ、外壁には大きなヒビ割れ、多くの家が被害を受けました。

6月20日までに修復工事のご依頼が50軒を越えました。

そして修復工事が思うように進まない中、台風19号が大阪を直撃、修復工事のご依頼が130軒を越え、手の付けようがない状況に陥りました。

職人は足らない、資材はない、お客様からは矢の催促。

瓦が飛んでしまった、壁が崩れ落ちた、雨漏りがひどい、ブロック塀が傾いている、床が傾いた、中には家が10センチ動き傾いた、等々甚大な被害です。

130軒余りの修復工事が全て完了したのは一年半後でした。

当社が担当した工事費だけで3億円に達しています。

震災、台風の復旧工事に費やした一年半だったような気がします。

お客様から「まだですか」「いつ頃になるの」「どうなってるの」「早くしてよ」「いつまで待たせるの」「いい加減にしてよ」とだんだん厳しくなってきます。

私は電話の電源を切ってしまおうか、電話を川に投げ捨ててやろうかと半分ノイローゼになりました。

私が起こした災害じゃないのに、何で私が毎日毎日謝らないといけないんだと腹立たしくて・・・・・・・

もう二度とこのような経験はしたくありません。

しかし、各地で頻繁に起こる地震、そして猛暑による台風の巨大化、自然災害だけは起こらないよう、上陸しないよう祈るしか術はありません。

コロナ禍の今、大きな災害が起きたらどうなるんだろう。

考えるだけで背筋が寒くなります。