今日は天気も良く全ての工事が順調に進んでいます。

茨木市のA様の外構工事は1年3ケ月もの間お待ちいただき今日着工しました。

昨年6月の震災で外塀や門柱、石垣のすべてが破壊されました。

工事期間は長くなりそうですが、可能な限り復元させていただきたいと思います。

さて、この秋にはお休みをいただいて生まれ故郷宮崎県高千穂町に行こうと思っています。

どうしても高千穂峡を訪ねたいのです。

太古の昔、阿蘇山から火砕流が噴出し、急激に冷やされた際に柱状の岩が出来、その岩を五ケ瀬川の流れが侵食して渓谷になった高千穂峡。

川幅はわずか10数メートルですが水深は20メートルあり、そそり立つ渓谷は東西7Kⅿも続いています。

渓谷には高さ17ⅿから流れ落ちる「真名井の滝」があり高千穂峡のシンボルになっています。

皆さんも写真等で一度はご覧になったことがあるかと思います。

その神秘的な風景をどうしても見たくなったのです。

私の生家は高千穂峡からさらに10数キロ奥にある吐の瀬という秘境にありました。

五ケ瀬川の上に建つ家は窓から釣りができ、夏には窓から川に飛び込み遊んでいました。

両隣は2キロほど離れており今はやりの「ぽつんと一軒家」。

幼少の頃は電気、水道、ガスもなくランプ、湧き水、薪だけの原始生活。

学校までは片道6キロ、今、足腰が強いのはこの時に鍛えられたのだと思う。

70歳になって60数年前が懐かしく、最後になるかもしれない故郷を訪ねたいと思う。

大阪では決して見られない天から降り注ぐ星を見たいと思う。

短い時間でいいから故郷の美味しい空気を胸いっぱいに吸ってみたい。

そして、懐かしい故郷の景色を目に焼き付けてきたい思います。