蓄電池の設置は慎重にの続きです。
蓄電池の設置は何故慎重に検討する必要があるのか。
それは関西電力が検討を進めているプランにあるのです。
まだ具体的なプランは発表されていませんが、解り易く言えば売電するのではなく「預電」するのです。
つまり、関西電力が蓄電池の役目をしてくれるのです。
太陽光発電の余剰電力を8円で売るのではなく、預金のように預けるのです。
そしてそれを必要なだけ引き出して使う、そうすれば電気料金と同じ価格で売電していることになります。
関西電力も原発が思うように稼働しない中、出来るだけ多くの余剰電力を確保したいのです。
しかし、お客様は8円では売電したくない、そのために蓄電池を設置する。
そうすると当然ながら余剰電力量は激減する。
そのため関西電力では余剰卯電力の減少を緩和するプランを模索しているのです。
お客様が関電のプランにするか、蓄電池の設置にするかはお客様の個別事情やライフスタイルによって判断することになります。
太陽光発電の規模や発電中の在宅率、家族構成、電気の使用量等を考慮することが必要です。
例えば、太陽光発電が発電中に不在が多く電気の使用が少ない、逆に日中の在宅率が高く、発電中の電気の使用が多い。
前者は売電量が多いため、蓄電池の設置を検討されたらいいと思います。
後者は売電量が少ないため蓄電池の設置を急がず、関電のプランが具体化するのを待たれたらいいと思います。
蓄電池は前述の通り高額な機器です。
設置には個別事情を考慮し慎重に検討されるべきだと思います。