太陽光発電の固定買取制度(FIT、フィット)による高額な買取が2009年に設置されたご家庭から丸10年を迎え終了します。(卒FIT)

2009年以前に設置されたご家庭も同様です。

関西電力では現在1KW当たり48円で買い取りを行っていますが、卒FIT後の買取価格は8円と発表しました。つまり6分の1に下がるのです。

このため売電するより自家消費を検討されるご家庭が多くなります。

自家消費すれば1KW当たり27円前後の電気代が賄えるのに、8円で売電するのは馬鹿らしいと考えられるのは当然のことでしょう。

しかし、自家消費するには蓄電池が必要になります。

蓄電池設置には大きな課題があります。それは設置価格です。

6KW程度の蓄電池でも150万円前後の費用が必要です。

関西電力では余剰電力を貯めておけるような発想で日没後に引き出して使えるプランを始める予定で、詳細は夏ごろに発表するとのことです。

訪問販売業者等が卒FITを狙って蓄電池の売り込みに躍起になっています。

蓄電池の設置は急ぐ必要はありません。

関西電力のプラン発表を待って、余剰電力の有効活用を考えても遅くはありません。