私が営業マン研修の講師時代に私の研修会に参加していた〇〇農協の支店長だったY君にお会いしました。

Y君は私より3才年下で、現在は農協を定年退職して嘱託として農協に勤務しています。

そのY君が支店長時代の5年前に肺がんを発症、片肺の摘出手術を受けました。

抗がん剤投与、放射線治療を施しながら勤務を続け、2年前に定年を迎えました。

現在も抗がん剤治療を受けていますが、半年前に脳への転移が認められるとの診断を受けました。

支店長時代は85キロあった体重が60キロまで減少しています。

大阪には二週間に一度治療に来ています。

何度となく会う約束をしていましたが、私が多忙なため会うことがことが出来ませんでした。

2年振りに会うY君はまるで別人のようでした。

Y君の顔を見るなり私の目に涙が溢れ、思わずY君を抱きしめていました。

食事に誘いましたが抗がん剤の副作用で食欲がなく、喫茶で1時間余り話しました。

Y君の「後どの位生きれるかなぁ」の言葉に「馬鹿野郎、そんな弱気でどうする!!」と言ったものの・・・・・・・・・・・・

一本のタバコも吸わなかった彼が肺がんに・・・・・・・・・・

昔の姿に戻れないけど、もっと長生きさせてやりたい。Y君はまだ62歳なんです。